アイソレータ受託繁殖サービス
Case study | ヨーロッパのアカデミア機関での大規模施設改修プロジェクトにおいて研究継続を可能にした事例
Case study | ヨーロッパのアカデミア機関から、堅固なITプラットフォーム、繁殖の専門知識、法規制に関するサポートを依頼された事例
Case study | 最新のコロニー管理
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンは、受託繁殖サービスにビニールアイソレータを採用しています。お客様ごとにアイソレータをご用意するので、他のお客様の動物との接触が無く、微生物的/遺伝的クロスコンタミネーションのリスクを大きく低減できます。
ケージ数:
- 30ケージ/台(マウス)
- 12ケージ/台(ラット)
- 換気システム:
- 集中空調機/吸排気口にHEPAフィルタを装着
- 飼料:
- 滅菌済み固形飼料(CRF-1)
- 床敷:
- 滅菌済み木製チップ(ホワイトフレーク)
- 飲水:
- 滅菌済み水道水
- 物品搬入:
- エントリーポート/二酸化塩素で消毒
- スピードコンジェニック解析
- 微生物学的検疫/クリーン化
- ジェノタイピング
- 体外受精/胚移殖
- 凍結受精卵・凍結精子の作製・保存
- 微生物検査
- 特殊飼料による飼育
- 飲水/給餌量測定
- 体重測定
- 臓器/血液サンプル採取
- 経口/腹腔内/皮下投与
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンの受託繁殖施設(スペシャルアニマルサービス/SAS)を含む筑波事業所(茨城県石岡市)は、動物福祉に充分に配慮した作業を実施していること、また 3Rs の推進向上に努め続けていることをお伝えする手段のひとつとして、2016年に動物福祉に関する国際的な第三者認証である AAALAC International* の完全認証を取得しました。
動物福祉に関する教育・改善活動を通して、動物の人道的な取り扱いを推進します。
*AAALAC International: 国際実験動物ケア評価認証協会
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンは、社内の倫理規定である「行動規範」を定め、従業員が業務上および実験動物の生産販売および実験等を含む業務において従業員として遵守すべき規範を定めています。行動規範には高品質な商品・サービスの安定的供給や動物福祉への貢献も含まれており、当社はその実現に向けて各種専門委員会を社内に設けることで、関連する法律、省令の趣旨、科学的および倫理的観点を考慮した指針・規程に従い、信頼性向上のために受託サービスを含む全ての業務および社員教育などに適用しています。
バイオセーフティ委員会:
- 微生物もしくは微生物が混入の可能性のある検体・動物を用いた実験・研究およびモニタリングを行う際、感染事故や感染被害を防止するために、「実験室バイオセーフティ指針 第3版 (World Health Organization, 2004)などの関連する指針および規程に基づき、微生物学的リスク評価および管理体制の審査・指導を行っております。
実験動物福祉委員会:
- 動物の愛護および福祉に関する法律、同関連省令・規則に基づくとともに国内外の最新の動物福祉指針類に準拠し、当社における動物福祉のより一層の増進を図るための活動をしております。また、本委員会により動物実験指針が制定されており、受託サービスの実施にあたり、遵守すべき事項を示し、関連するすべての実験・研究および教育・研修に適用され、適正な動物実験の実施を促す活動をしています。
組換えDNA安全委員会:
- 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様化の確保に関する法律」(カルタヘナ法)に基づき、遺伝子組換え生物等の使用等のうち第二種使用等に該当する遺伝子組換え生物の使用、および産業上の使用に関してその安全な取り扱い、および遵守すべき安全確保の基準を示し、安全かつ適正な管理・運営がされるよう、取り扱いに対する申請内容の審査・指導を行っております。
ヒト組織試験倫理審査委員会:
- ヒト組織を用いる受託サービス・実験などにおいて、世界医師会による「ヘルシンキ宣言」等に示された倫理規範を踏まえ、厚生科学審議会答申「手術等で摘出されたヒト組織を用いた研究開発の在り方について」の趣旨に基づき、人間の尊厳および人権が尊重され、社会の理解と協力を得て、倫理的および科学的観点から適正に行われるよう実施内容を審査・指導しています。