PDXモデルサービス
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンは、複数の供給元からPDXモデルの供給を受けることができるため、研究の目的に合ったPDXを事前に検索/調査した上で試験を委託することができます。
試験実施施設(日本国内):
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン ディスカバリーサービス(受託試験部門/茨城県石岡市)
腫瘍増殖抑制作用の評価からフローサイトメトリー法による腫瘍浸潤リンパ球(TIL: tumor infiltrating lymphocyte)の測定までご対応します。
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン 筑波事業所はAAALAC Internationalの完全認証施設です。
PDX供給元
米国ジャクソン研究所が提供するPDXモデルを国内へ輸入して、受託試験を実施します。
米国ジャクソン研究所が保有するPDXモデルの情報は、同研究所が運営する以下のデータベースをご参照ください。
Mouse Tumor Biology (MTB) Database
米国ジャクソン研究所のPDXモデルの特徴:
- 米国ジャクソン研究所が契約している米国の病院から入手した患者由来がん組織を超免疫不全のNSGマウスに移植し作製したモデルです。
- インフォームドコンセントを取得した米国人のがん組織を使用しています。
福島県立医科大学とジャクソン・ラボラトリー・ジャパンは、2019年12月、PDXモデルに関するライセンス契約を締結いたしました。
患者腫瘍移植マウスモデルに関するライセンス契約を締結
この契約に基づき、ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンは、福島県立医科大学で確立したPDXを移植したF-PDX®モデルを用い、抗がん剤薬効試験等の受託試験を実施いたします。
- F-PDX®の樹立:主に日本人の患者腫瘍組織の一部を免疫不全マウスに移植・継代して樹立したインフォームドコンセント取得済み腫瘍です。F-PDX®は患者腫瘍の病理組織や遺伝子発現の特徴を維持しています。
- F-PDX®の特長:ゲノム解析データ、遺伝子発現解析データ、移植試験データ、臨床情報などをもとに選択が可能です。福島県立医科大学医療-産業トランスレーショナルリサーチセンターのサポートが受けられます。
- 豊富なラインナップ:多発性骨髄腫を含む多様ながん種について150系統以上をラインアップしています。ヒトの病原性微生物の検査において、陰性を確認済みです
- FFPE組織切片による事前評価:標的タンパク質の発現を調べるために、F-PDX®のFFPE組織切片を作製しています。FFPE組織切片は、有償での提供もしくは免疫染色の受託解析をすることが可能です。
F-PDX®の詳細は、福島県立医科大学のホームページをご参照ください
F-PDX🄬ホームページ
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