Envision™：進化し続けるデジタル・ホームケージ・モニタリング
再現性のある表現型解析
広範に検証済みのデジタル測定法を用いて個々のマウスを追跡
効率的な研究体制
ワークフローの簡素化と遠隔観察
臨床応用性の強化
疾患モデルのより深い理解につながる包括的データ
直感的に使えるプラットフォームで試験計画、データをデジタル管理
不完全なデータがもたらすリスク
ほとんどの前臨床研究が、断続的または試験期間の一部の観察・測定に依存しています。そのため、微かな表現型の変化を見逃す可能性があります。これにより、検出力の低下、エンドポイントの遅れ、病態進行や処置効果の兆候の見落としのリスクが生じ、研究の厳密性、再現性、臨床応用性が損なわれる可能性があります。
継続的で定量化されたデジタル測定方法
EnvisionとAllentown社のDiscovery IVCラックが組み合わさり、安定した環境下で継続的な記録および測定が可能となりました。AIによるデジタル測定法により、人的介入を最小限に抑えつつ、群飼育、明暗サイクル、エンリッチメントなどの様々な環境要因に対応し、各個体の行動を追跡できます。
Envisionが科学的洞察を支えるための主要機能をご紹介します観察から最適化へ：新しい研究ワークフロー
Envisionは、単なるモニタリングツールではなく、新しい研究ワークフローです。 人的介入による観察中断を減らし、データの粒度が高まることで、研究はより予測的に、より動物福祉に配慮した、そしてより深い洞察に富んだものになります。
シームレスに試験計画をデジタル管理：
ケージ内環境の詳細情報や試験段階、ケージ交換や投薬スケジュールなど試験に関する情報を一括管理 進捗状況、アノテーションやイベントのログなどをオンラインでチーム内共有可能
どこからでもマウスをモニタリング：
- ブラウザ経由で24時間動画をストリーミング
- 遠隔で健康状態を確認し、着目すべきイベントにアノテーションを追加可能
- ケージを取り出しての観察やハンドリングによるストレスを軽減
行動および生理学的データの解析と出力：
- 個体またはケージ単位で、時間経過に伴う傾向を可視化
- 統計解析やさらなるモデル学習用の、生データおよび処理済みデータを出力
明暗どちらも高画質で動画記録
各ケージの飼料残量、飲水残量を一目で把握可能
Envisionの特長
科学的妥当性：
- 多様な毛色やケージ内環境に対応できるように開発、検証された測定方法を使用
- 検証方法論やアルゴリズムの性能は、 White Paperや論文で公開されており、結果の信頼性を担保
マウスにも人にもやさしいシステム：
- デバイスの埋め込みを必要としない、非侵襲のモニタリング
- 遠隔で飼料・飲水の残量を把握し、適切に管理
- ホームケージ内の自然な活動から、行動および生理学的データを取得
- ハンドリングを最小限にし、人的バイアスも解消
拡張性を高めるDeveloper Environment：
- ”Envision Developer Environment”により、独自のデジタル測定法を構築可能
- 新たな疾患モデルや治療領域、探索的エンドポイントに柔軟に対応
- 動画を再解析して、新たな行動および生理学的データを抽出可能
よりスマートな前臨床パイプラインを構築しましょう
断続的な観察のみの場合、現象の全体像を見落としている可能性があります。 Envisionは、個体ごとの連続的な行動データを提供することで、研究の迅速化、より的確な意思決定、そして動物使用数の削減を支援します。これは、Envisionの試験結果に対するより深い洞察力により実現されます。
Envisionを既存の研究パイプラインにどう統合できるか、JAXチームにお問い合わせください。
個体ごとに任意の期間の活動量や行動パターンを表示
Envision関連リソースのご紹介
JAX Envision ALSケーススタディ
このケーススタディでは、Envisionプラットフォームが病態進行の感度高い測定をどのように実現し、 末期の表現型を、人的介入と手動スコアリングを最小限に留めた状態で早期に識別できるかをご紹介します。
JAX Envision White Paper
このWhite Paperでは、Envisionがどのように 高精度にマウスのケージ内で識別、追跡し、継続的にモニタリングできるのかを詳述しています。
JAX Envision 製品概要
前臨床研究におけるJAX Envisionの用途と価値について、簡潔にまとめたパンフレットをご覧いただけます。