実験中の動物の異常から感染症の可能性を考えねばならならない、定期的な微生物モニタリングで予期せぬ陽性結果を得た、など、施設内への病原微生物の侵入が疑われる場合には、拡散を最小限にとどめるために迅速な病原微生物の特定や、その汚染状況の把握が必要です。実験への影響を最小限にとどめるために、適切かつ早急な対応が求められます。
生体輸送を必要としないPCRによる微生物学的スクリーニングは、手続きの煩雑さを伴わず迅速に結果を得られることから、緊急の際に施設の微生物学的状況を確認するために有用な方法です。ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンでは、糞便など動物から採取した材料や、動物飼育や実験環境の拭き取り(スワブ)材料を用いたPCRによる緊急試験を承ります。状況に応じた適切な材料のご提案も可能ですので、まずはお問い合わせください。試験可能項目につきましては、試験項目をご参照ください。