レット症候群マウスモデルのデジタル表現型解析と薬効試験

カテゴリー:神経科学希少疾患その他

神経発達段階で症状が現れる疾患の多くでは、経時的に症状が現れます。このような疾患のマウスモデルにおいても経時的な表現型変化が見られます。しかし、多くの表現型解析はスナップショット観察であり、頻回に実施するとデータのばらつきが大きくなるという課題があります。また、重要な変化を見逃す可能性があります。

今回ご紹介する記事では、ジャクソン研究所が開発したデジタルホームケージモニタリングシステム Envision™ を活用し、レット症候群マウスモデルにおける継続的な表現型解析と薬効評価を行った事例を紹介しています。

レット症候群は臨床では主に女性にみられる疾患ですが、マウスモデルでは雌マウスで表現型が現れにくいため、これまでは表現型が顕著な雄マウスが用いられてきました。しかし、Envisionによる継続的かつ人為的介入を最小限に抑えたモニタリングにより、わずかな変化も捉えることが可能となり、臨床的関連性の高い雌マウスを用いた薬効評価が実現しました。

Envisionを活用することで、トランスレーショナル研究において意義のある変化の高感度検出に加え、動物数の削減、適切な観察タイミングの特定、作業負担の軽減にもつながります。その結果、研究者は表現型観察そのものではなく、新たな知見の獲得により多くの時間を充てることが可能になります。

詳細記事: JAX Envision™ · Application Note - Continuous Digital Phenotyping Reveals Treatment-Sensitive Change

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