Event
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社は、大変好評をいただいておりますウェビナーについて、3年目となる2023年度も引き続き開催することを決定いたしました。
今回のご講演を通じて、一人でも多くのお客様に研究にご使用可能な情報の有効活用方法を知っていただき、またその内容についてのご理解を深めていただき、ご自身の日々の業務の中で活かしていただければ幸いです。
日時:
演題:
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■演題1
実験動物施設において適正な微生物統御は、試験研究データの信頼性と動物福祉の観点から非常に重要である。 各施設の適正な微生物統御に資するための情報提供を目的として、2022年を含む過去3年間の受託微生物モニタリングにおける特定病原微生物の検出状況について報告する。 近年、モニタリング対象動物からの直接採材や環境材料採取による、おとり動物を用いない病原微生物評価方法が、結果の信頼性、動物福祉の両面から注目されている。 ここ数年間、弊社で受託した微生物モニタリングのサンプルの種類や手法のトレンドについて報告する。
■演題2
ネズミ大腸蟯虫(A. tetraptera)はカテゴリーCの微生物で、主にマウスの結腸に寄生する。感染すると免疫不全動物では重症化する恐れがある。当施設は、SPFエリア(バリア区域)、クリーンエリア(セミバリア区域)、コンベンショナルエリアの清浄度が異なる3つのエリアが 同じフロアにあり、微生物統御上難がある構造となっている。2021年に実施した微生物検査で、クリーンエリアにおいてネズミ大腸蟯虫の陽性が判明した。糞便および環境試料を用いたPCRを活用し、約1年をかけて生体からの蟯虫排除及び環境の清浄化を試みた。 本講演では、当施設が経験したネズミ大腸蟯虫汚染に対して行った対応と、再発防止のために講じた改善策についてご紹介する。
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