Event
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社は、大変好評をいただいておりますウェビナーについて、3年目となる2023年度も引き続き開催することを決定いたしました。
今回のご講演を通じて、一人でも多くのお客様に研究にご使用可能な情報の有効活用方法を知っていただき、またその内容についてのご理解を深め、ご自身の日々の業務の中で活かしていただければ幸いです。
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F-PDX®は、東日本大震災復興プロジェクトである「福島医薬品関連産業支援拠点化事業」の一環として、患者由来の腫瘍組織を免疫不全マウスに移植して樹立されたがんモデルである。我々は、アカデミアや創薬企業におけるF-PDX®の利活用を促進するため、各種解析結果や臨床情報等を集約した「F-PDX®オンラインデータベース」を構築した。データベースには、①移植後の体重、②腫瘍増殖の推移、③病理組織学的解析、④表面抗原解析、⑤網羅的遺伝子発現解析、⑥全エキソーム解析等のデータが収録されている。本データベースは、系統ごとに閲覧できるカタログ機能に加え、遺伝子発現解析や全エキソーム解析のデータに基づく検索機能を備えている。本データベースは、研究目的に適したF-PDX®を容易に選択できることから利便性が高い。
現在、22腫瘍分類202系統のF-PDX®について、凍結保管によるバンク化を進めている。F-PDX®はマウス1匹への移植用腫瘍組織として1本のチューブに凍結保存している。F-PDX®は、マウスへの移植モデル作製のみならず、継代や培養を伴う実験にも広く使用できるので有用性が高い。2023年4月から一般財団法人福島医大トランスレーショナルリサーチ機構がTLO事業としてF-PDX®の譲渡を開始する。本講演では、第一部でF-PDX®の概要、第二部でF-PDX®オンラインデータベースについて紹介する。
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