Event
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社は、昨年大変好評をいただいたウェビナーについて、2022年度も引き続き開催することを決定いたしました。
本年度の4回目となります今回、中外製薬株式会社の渡邊利彦先生をおむかえし、実験動物を取り扱う技術者や研究者、また動物に関わる業務に携わるお客様に向けて、微生物モニタリングついてのご講演をいただきました。
同時に弊社モニタリングセンターからも「現代の微生物モニタリング」につきましても紹介をさせていただきました。今回のご講演を通して、一人でも多くのお客様に微生物モニタリングについての色々な取り組みを知っていただき、またその内容についてのご理解を深めていただき、ご自身の日々の業務の中で新たな微生物モニタリングについての興味や関心をお持ちいただければ幸いです。
当日は、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
日時:
演題:
加藤 克彦
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社
モニタリングセンター
実験動物の健康管理上、重要な要素の一つである微生物モニタリングは、研究データの信頼性、動物福祉、研究者や技術者の労働安全面から、信頼のおける方法で病原微生物を確実に検出することが求められる。 ケージ単位で微生物統御が可能な個別換気飼育システム(IVC)の登場など、実験動物の飼育環境はこの数年で大きく変化し、それに伴い、微生物モニタリングにも工夫が必要になっている。近年、モニタリング対象動物からの直接採材や環境材料採取による、おとり動物を用いない病原微生物評価方法が、結果の信頼性、動物福祉の両面から注目されている。 本発表では、これら「現代の微生物モニタリング」について紹介する。
渡邊 利彦 先生
中外製薬株式会社 研究本部 研究業務推進部
囮動物を利用した微生物検査は、生体を数か月間維持管理する上でトラブルや管理コストが課題と感じていました。最近、生体を使わない微生物モニタリング方法として環境中のホコリを使ったPCR検査が個別換気システムで普及し始め、当社でも導入を進めています。 個別換気システムで以外でも環境PCR検査を行いたいと考えましたが、オープンラック飼育等で検査する場合は、綿棒等で採材しなければならず、的確に採材出来るかどうかが課題となりました。そこで、検査の実施に先立ち、常在微生物を利用して採材や除染方法の確認を行いましたので紹介します。 我々の経験が生体を使わない3R’sにも配慮した環境PCR検査の普及の一助になることを願っています。
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