培養検査やPCR試験といった直接的に病原微生物を検出する方法の代わりとして利用されることが多い手法ですが、検出できる感染時期に違いがあることから、直接的な方法と組み合わせて行うのも効果的です。
抗体産生能力のある動物を対象に行います。弊社では、げっ歯類の抗体産生能力が充分に高まる8週齢以上の動物からの血清採取を推奨しています。
フローサイトメトリーの原理を利用した技術で、蛍光マイクロビーズを用います。多項目の抗体をわずかなサンプル量で検出することができます。適切なサンプルであること、システムが適切に機能していること、などサンプル単位で確認できるコントロールも有していることから、信頼性の高い結果が得られます。血液採取用器具HemaTIPTMを用いることにより、動物に負担の少ない抗体試験の実施が可能です。
抗原が固相化されたマイクロプレートを用い、目的とする抗体と反応した二次抗体(酵素標識)の酵素活性を吸光度で測定します。市販試薬の入手が容易であり、測定機器も比較的安価に入手できることから、広く一般的に用いられているスクリーニング手法の一つです。
チャールス・リバー社が開発した血液採取用器具(マイクロサンプラー)です。持ちやすい綿棒型で、先端の綿球で動物の血液に触れることにより、動物を安楽死処置することなくMFIA 1回分の血液を採取できます。