ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンでは3 Rs * に基づいて2005年に動物福祉憲章を制定し、全ての社員は実験動物の生産・保管・配送、受託飼育サービス、試験サービス等のあらゆる活動の中で、動物福祉を徹底するよう誓約しています。また、2002年より実験動物福祉委員会を設置し、同委員会が中心となって動物福祉の向上、発展とその啓蒙について真摯に取り組んでいます。
3 Rs 1959年に提唱された動物実験に対して持つべき基本的な配慮で、Replacement (代替)、Reduction (削減) 及びRefinement (洗練) のそれぞれ頭文字を示しています。今日では、実験動物を使用した研究の計画 / 実施における全世界共通の福祉的理念となっています。この3 Rsに、さらにRespect (敬意)、Responsibility (責任) 及びReassessment (再評価) を加えた6 Rsによって、常に動物福祉の改善に向き合っています。
私たちは、
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンは自らの実験動物福祉教育規程に基づき、専門知識を持った実験動物福祉委員等が講師となって、動物福祉教育・研修を定期開催しており、実際に動物を取り扱う従業員とその責任者はこの教育・研修を受講する義務があります。
新入社員研修:動物福祉に係わる導入教育
実験動物慰霊祭
年間計画に基づき、全委員が協力して福祉活動に取り組んでいます。
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンは動物福祉に関わる社内資格制度を導入しており、有資格者以外は業務に従事することを許可していません。
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンは前出の各種社内規程や関連法規に従って、動物を取り扱う全ての部署 / 部門について、動物福祉委員会の委員が年間計画に基づき中心となって、年1回以上の自己点検・評価を実施しており、日々進歩する科学や社会的要請に対応した適切な改善や提案を行っています。さらに動物に関連する研究の計画や手順書は動物福祉委員会がその妥当性と合理性につき、厳しく審査をしています。
2023年は、全施設において動物の健康および安全の保持、生活環境の保全、危害等の防止、輸送時の取扱い、教育、記録の管理、苦痛の軽減措置等に関し自己点検・評価を実施し、動物が適正に飼養保管され、3Rに基づいた動物実験が実施されたことを確認しました。