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第70回日本実験動物学会総会ランチョンセミナー3(LS3)のご案内

 

【学会概要】

学会名:第70回日本実験動物学会総会
会 期:2023年5月24日(水)~5月26日(金)
会 場:つくば国際会議場
    〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-3

【ランチョンセミナー内容/LS3】

番 号:ランチョンセミナー3(LS3)
時 間:2023年5月24日(水)11:45-12:45
会 場:第4会場 中ホール300

[詳細]

座長:
丸山 滋
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社 生産部

演者:
鈴木 裕貴
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社 モニタリングセンター

演題:
微生物モニタリングの昔と今とこれから

要旨:
 実験動物を用いた試験研究において、再現性のある安定した試験研究データを得ることがその社会的な信頼性のために最も重要である。したがって、試験研究結果に影響を与える実験動物の健康状態の維持、そして健康状態の維持に直結する盤石な微生物統御システムの構築は、実験動物を扱う者にとって重要な要素の一つである。
 かつては動物の異常から微生物汚染の把握がなされていたが、近年の小動物実験施設では、明確な臨床症状を示さない不顕性感染症の検出が中心となっている。臨床症状を示さずとも、感染状態が試験研究データに影響を与える可能性があることから、微生物統御は非常に重要である。維持している動物が不顕性感染症の原因となる微生物を保有しているか否かは、微生物モニタリングを実施することで初めて把握できる。現在の日本においては、研究用動物の使用済み床敷をおとり動物ケージに移入する「廃床敷おとり」法が微生物モニタリングの主流であるが、この方法は移入する廃床敷の量や頻度により、微生物モニタリングの結果に影響を与えるほか、環境耐性の低い微生物は検出困難である、などの欠点があり、時代に合った微生物モニタリングすなわち、「陽性を取りこぼさない」微生物モニタリングへの見直しが望まれる。
 近年、研究用動物からの直接採材による微生物モニタリングや、実験動物の飼育環境由来のホコリを材料とする、生体を供試しない微生物モニタリングが欧米を中心に広がっている。本発表では日本でも注目されつつある「これから」の微生物モニタリングについて紹介する。

<ランチョンセミナーLS3リーフレットはこちら>

【お問合せ先】

ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン株式会社
営業部 TEL:045-474-9340      Email: ask@jax.or.jp


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